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【J1:第8節 名古屋 vs 川崎F】レポート:決定力が結果を分けた一戦。玉田の復帰戦での2ゴールを守りきった名古屋が、ようやく今季リーグ戦初勝利(11.04.30)
http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00118138.html
まるで、前週に行われたAFCチャンピオンズリーグの再現を見るようだった。持ち前のポゼッションを発揮できず、主導権を握られながらもしぶとく勝利する。FCソウルと川崎Fが、ともにゲームの支配力で名古屋を上回りながら、フィニッシュに課題を残すチームだったことまで酷似していた。結果は個人能力を生かした守備で相手を完封し、数少ないチャンスを確実にものにした名古屋が勝つ。ポゼッションサッカーを志向する王者が持つ別の一面が、今季のリーグ戦初勝利を呼び込んだ。
名古屋のスタメンにはまさかの名前が書かれていた。玉田圭司である。右ひざの負傷で1カ月近く戦列を離れていたエースを、「痛みがなかったことが、いい情報だった」と指揮官はいきなりスタメンで起用した。ポジションは入れ替わるように負傷離脱した金崎夢生が務めていた4-4-2のサイドハーフ。試合でのコンディションも不確かなFWの選手に、同ポジションの経験があるとはいえ守備のタスクまで背負わせるところに、ストイコビッチ監督の玉田への信頼感は見て取れる。
さらに名古屋はポジションにもサプライズを用意してきた。この日の4人の中盤の顔ぶれは、小川佳純と藤本淳吾、中村直志に玉田である。ここ数試合の起用法と選手の特徴を鑑みれば、小川と中村を中盤の底に、藤本と玉田をサイドハーフに配するのが自然だった。しかしピッチ上の並びを見ると、背番号10(小川)がサイドに、背番号8(藤本)が中央に陣取っている。小川のサイドハーフは新人王を獲った2008年に代表される得意なポジションだが、攻撃的MF、昨季はFWとして飛躍した藤本のボランチ起用は意外な一手だった。藤本自身、試合前のミーティングで告げられ「びっくりしました」と明かしている。
それに比べれば、川崎Fのスタメンの選抜基準は明快だった。今季の開幕戦からスタメンを張るメンバーを選び、ただ一点のみ修正を加えた。名古屋のケネディに対抗しうる選手として、センターバックを横山知伸から菊地光将に入れ替えたのだ。菊地のケネディとの“対戦成績”は上々で、昨季も高い身体能力を生かして12cmの身長差を跳ね返していた。「できるだけケネディをゴールの近くでプレーさせるな」。相馬直樹監督のDF陣への指示もまた、明快だった。
試合開始から主導権を握ったのは川崎Fのほうだった。統制のとれたアグレッシブな守備組織で先手を取り、一気に試合の流れを引き寄せる。名古屋がビルドアップに着手すれば、11人が自陣に引きながらもコンパクトな布陣でパスを通すスペースを与えない。そして相手がDFラインにボールを戻すと、すぐさまプレッシングを前線から展開する。緻密な戦術家である相馬監督らしい見事な守備システムの前に、名古屋は完全にはめられていた。名古屋の1本目のシュートは10分に小川が強引に放ったミドルシュートだったが、川崎Fはそれまでに2度の決定機を含む4本のシュートを放っている。16分には川崎Fの稲本潤一が負傷で交代するアクシデントがあったが、名古屋も28分に田中マルクス闘莉王が負傷交代。どちらもチームの根幹を担う重要な選手だが、より痛手だったのは名古屋であることは明らかだ。事実上のピッチ上のリーダーを失ったのだから。それ以降、川崎Fはさらに支配力を強めていくことになる。
しかし先制したのは名古屋だった。川崎Fの素早いカウンターとパスサッカーに翻弄されながらも、なんとか水際でしのぐ展開の中、チャンピオンチームが誇る前線の二枚看板が決定力を見せつけた。34分、千代反田のフィードをケネディがゴール前でヘディングを交えてキープ。マークを引き付けて落とした先に走り込んだのは玉田だ。利き足ではない右足で叩いたボレーシュートはDFの足元をすり抜けてゴール右隅へ。復帰戦でのスタメン起用に応える一撃で、難局にあったチームに貴重な先制点をもたらした。
後半は一進一退の攻防となった。名古屋の時間帯もあれば、川崎Fの時間帯もある。名古屋のチャンスは主にケネディを起点に作られ、川崎Fのチャンスは速攻とパスワーク、そして前線のドリブラーたちの個人技によって作られた。名古屋は27分にフォーメーションを4-3-3へ変更。ケネディ、玉田、永井謙佑の3トップの後ろにアンカーの中村、インサイドハーフの小川、藤本を並べる形とし、反撃へのアクセントをつけた。川崎Fは後半頭から名古屋戦11試合11得点の“名古屋キラー”ジュニーニョという切り札を投入してもいた。
双方譲らぬ展開に終止符が打たれたのは82分のことだ。またも仕事をしたのはケネディと玉田である。川崎Fの攻撃を食い止めた直後、楢崎正剛が田中隼磨にスローでボールを渡したところから、見事な速攻が始まった。田中隼から前線右サイドの永井に縦パスが入ると、逆サイドにいたケネディへサイドチェンジ。一度はトラップをミスしたケネディだったが、DF2人を相手にボールをキープすると、走り込んだ玉田へヒールキックでスルーパスを送った。抜け出した玉田は冷静に切り替えしてスライディングしてきたDFをかわすと、またも右足でゴール右隅へ流し込む。これぞ王者の決定力。ゴール前での力の差を見せつけた名古屋が、ようやくリーグ戦での今季初勝利を手にした。
決定力の差。端的に言えば勝敗を分けたのはその一点だった。内容からすれば、試合の大部分は川崎Fが主導権を握り、攻守に名古屋を圧倒していたからだ。「危険なシーンはそれほど多くなかったが、そこで決められた」と川崎Fの相馬監督は疲れた表情で語った。昨季までは攻める名古屋、カウンターを狙う川崎Fという図式で後者が相性の良さを見せつけてきたが、今季はその戦い方が逆転し、結果までもが逆転した形だ。少ない決定機をものにし、個人能力を軸とした守備で相手をシャットアウトする戦い方は、昨季の栄冠を勝ち取ったチームの大きな強みのひとつでもある。決して連敗しないという“反発力”も存分に発揮した名古屋が、リーグ戦でも徐々に本来の姿を見せ始めてきた。
川崎:2失点、前半から優位も決定力を欠く/川崎0-2名古屋
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1104290033/
【評】名古屋は玉田が2得点し、リーグ戦で川崎に6年ぶりに勝った。前半34分にゴール正面でパスを受け、豪快なミドルシュートで先制。後半37分にも右足で追加点を奪った。川崎は前半から試合を優位に進めたが、決定力を欠いた。
川崎:敗戦も見せた相馬像/名古屋戦から
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1104300013/
前年王者に2失点を許しての完敗。しかし、FW山瀬の前線からボールを追うプレーは、新生・相馬フロンターレ像を、描いてみせたといえるだろう。
攻撃的なチーム同士の対戦。「ぶれずにプレーし続けることが重要」と話す山瀬は、前半から気を吐いた。FW矢島とのコンビで最前線に陣取ると、積極的なプレスでDFに圧力をかけ続けた。前半43分には鋭いドリブルでDF2人を振り切り、ラストパス。惜しくもオフサイドになったものの、矢島のシュートはネットを揺らした。
「(山瀬)コージさんが仕掛けてくれるから飛び込めた」と矢島。FWジュニーニョが投入された後半になると、中盤に下がり、今度は豊富な運動量でスペースを消した。
しかし29歳のベテランは課題も十分、分かっている。得意のポストプレーで決め切った名古屋に対し、川崎は相手の10本を上回る19本のシュートもノーゴール。山瀬は「(19本のうち)決定的なものを、もっと多くしなくちゃいけない。プレーに、もっと精度だとか、アイデアが必要」と話す。方向性は示した。あとは結果が欲しい。
川崎F、名古屋に6年ぶり黒星/J1
http://www.nikkansports.com/soccer/news/p-sc-tp1-20110430-768641.html
<J1:名古屋2-0川崎F>◇第8節◇29日◇瑞穂陸
川崎Fがお得意様に完封負けで連敗を喫した。リーグ戦での名古屋戦は6年ぶりの黒星。瑞穂陸に限れば、00年以来11年ぶりの敗戦。相馬直樹監督(39)は「相性がいいのは分かっていた。勝ちに行ったけど、スコアを取るところで差をつけられた」。MF稲本の負傷交代で、今季初めてボランチを務めたMF中村は「もっとコミュニケーションを取ればよくなる」と前を向いた。
GK杉山が右手薬指骨折…川崎
http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/jleague/news/20110430-OHT1T00179.htm
J1川崎は30日、GK杉山が右手薬指の骨折で全治約8週間と診断されたと発表した。29日の名古屋戦で負傷した。
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泣きっ面にハチ状態ですね、、、イナも負傷交代だし・・・
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